新住協会員/case.06│ 無垢材や珪藻土など自然素材の温もり
旭川市・Iさん宅 家族構成/夫婦50代
設計・施工/(株)藤井光雄工務店(藤井工務店)
3人の子どもたちも独立して家を離れ、Iさんは老後を考えて築25年の家を暖かくて使いやすい終の住処へリフォームすることにしました。実は数年前からリフォームを見据えて構想を練っていたご主人が見つけたのが、地元で実績をあげている藤井光雄工務店でした。
「近所で藤井さんに断熱改修してもらったという家があったので興味を持ち、ウェブサイトを見て『あ、ここだ!』と思いました」というIさん。自然素材をふんだんに使った木の温もりあふれる家は、まさに自分が思い描いたイメージどおりだったそうです。藤井さんの人柄にも惚れ込み、依頼することとなりました。
無垢材や珪藻土などの自然素材を使うこと、高断熱・高気密の暖かな家であること、無落雪の屋根、バリアフリーなど、温めていたイメージを伝えると、次々に形にしてくれる藤井さんに全幅の信頼を寄せ、完成したのが、入った途端に木に包まれるようなやさしい空間です。
「最初は他の工務店の家も見た方がいいんじゃないかと思ったんですが、お任せして大正解でした。押しが強すぎず正直な藤井さんの人柄も信頼できました。高断熱で家じゅうどこも暖かいので、外に出るより家でくつろぎたいですね」と奥さん。暖房は薪ストーブの他にガスセントラル暖房も導入していますが、家の性能が高いため、ほとんど薪ストーブ1台でまかなえるのだそうです。
今はこの子たちが子ども、という2匹の愛犬たちも、無垢の床やウッドデッキから続くドッグランなど新しい家に大喜びです。その様子は同社のウェブサイト内の動画(「大改装の家」)で見ることができます。
新築でもリフォームでも求める快適性は同じ
全面的なリフォームを手がけるのは初めてでしたが、既存の梁や柱、基礎を生かしながら、制約がある中でどう変えていけるかプランニングする楽しさがありました。元の構造を生かして思い出も残しつつ、子育ての家から夫婦ふたりが使いやすい快適な家へと再構築していったのです。
今回は犬のいる暮らしというのが大きなテーマでした。薪ストーブとともに、リビングから出られるウッドデッキ、そこから続くドッグランが特徴のひとつです。
旭川エリアで家づくりをしている以上は雪や寒さ対策は当たり前のことです。常に基礎断熱や付加断熱などバランスを見て施工しています。
■建築データ
□構造規模 木造(新在来木造構法)・2階建て
□延床面積 101.02㎡(約30坪)
□主な外部仕上げ 屋根/アスファルトシングル、外壁/カラマツ・モルタル、建具/玄関ドア:道産アサダ材オリジナル断熱ドア、窓:YKK AP サッシ(ペアガラス)
□主な内部仕上げ 床/ナラ無垢材、壁・天井/珪藻土
□断熱仕様(充填断熱+付加断熱) 基礎/PSF(3種)75㎜(外側)+PSF(2種)25㎜(内側)、壁/高性能グラスウール16kg105㎜+90㎜、屋根/グラスウール16kg280㎜
□暖房方式 ガスによるセントラルヒーティング+薪ストーブ
■工事期間
平成25年11月〜平成26年4月(約6ヵ月)
旭川市・Iさん宅
家族構成/夫婦50代
設計・施工/(株)藤井光雄工務店(藤井工務店)
TEL 0166-83-5517
上川郡東神楽町北2条東2丁目9-1
http://daiku-fujii.com/