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新築以前は、ＲＣ造の賃貸マンションに住んでいたＳさんご家族。
「温暖な伊達市でも冬、暖房のない部屋はとても寒く、その温度差が大きなストレスでした。自分で家を建てるからには、とにかく暖かな家にしたいと思ったんです」とご主人。昨年春、市街地に隣接する分譲地を取得したＳさんは、ＳＵＤＯホームの「超省エネの家」での新築を決断。それは、年間灯油消費量を次世代基準で建てた場合の半分にすることを目指して断熱・気密をより強化した、同社の新しい提案型住宅です。
９月に着工した新居は年末に完成。１階にＬＤＫと水まわり、予備室。大きな吹き抜けで結ばれた２階には、主寝室と子ども部屋用のスペースが設けられています。道産のカラマツ構造材やブナの床材と木製サッシ、珪藻土で仕上げられた室内は、どこも穏やかな温もりで満たされ、西南西に向いたリビングの大きな窓からは、冬も陽射しがたっぷりと入ります。
「暖かさを重視するなら、窓は小さいほうがいいんでしょうけれど、風景や空模様も楽しみながら暮らしたかったので、あえて開口を大きく取りました。でも、断熱がしっかりしているので、真冬でもお天気の良い日には暖房が必要ないほど暖かでした」とご主人。奥さんも「広さの割に灯油代もかかりませんでした。１年でどのくらいの節約になるのか、今から楽しみ。灯油の使用量が減ることで、ささやかながら地球の環境にも貢献できることが嬉しいですね」と満足そうに話してくれました。
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新住協Q1.0プロジェクト
↑三角屋根に道南スギと珪藻土の外壁が、和の雰囲気をかもし出す。南側の開口は夏の陽射しをカットするため庇を長めに取った。
上 : 吹き抜け見下ろし。ハイサイドライトを開閉するため、ルーバーのブリッジが掛けられている。
↑ダイニング上には吹き抜けを設け、太陽の熱と光が2階にも回るよう配慮。
↑開放的なLDKは、いつでも外の景色や家族の気配を感じることができる。
左 : 視線を気にせずにくつろげるよう、予備室とリビングの間に設けたテラス。外壁と同じ道南スギを用い、建物との一体感を演出している。
