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断熱改修で劇的に変わる北国の暮らし築30年の古い家がポカポカ
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ガルバリウム鋼板に木製のバルコニーをあつらえた、一見、新築かとも見えるこのお宅。30年前に地元のビルダーで新築し、今回、ユートピアみちのくで断熱改修を行ったものです。 綿密な計画と施工により、築30年の木造住宅の温熱環境が大幅に向上。「古い家だからしょうがない」と諦めずにきちんと手を施せば、隙間から侵入する冷気や各室の温度差なども解消され、暮らしが想像しなかったほど快適に変わるという好例です。 |
リフォームポイント:外装 |
新たに施工した外壁には、雨仕舞いが良く、コーキングが不要であるという利点から「北国の外壁は鉄板がいい」と考える設計者の選択で、ガルバリウム鋼板を用いました。 |
△before |
リフォームポイント:断熱改修・計画換気 |
まず、高性能グラスウールを屋根部分に施工するため、既存の3寸勾配の屋根を取り壊し、無落雪タイプにつくり替えました。壁はサイディングをはがし、軸間(柱と柱の間)にグラスウールを充填、外側に補強用に構造用合板を張り、防湿シートを施して、その外側に押出法ポリスチレンフォーム保温板で外断熱。その上に透湿・防水シートを張り、通気層を確保して新たに外壁を施工しています。また、窓も全て樹脂サッシ(ペアガラス)に変更。基礎部分は床下換気口を塞いで、外側に地面下の基礎のベース上まで押出法ポリスチレンフォーム保温板を張り付けました。さらに床下空間には、基礎外周に地面より5センチの深さにヒーターを設置。湿気や結露を防ぐよう対処しています。
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屋根の断熱施工。屋根の断熱材は高性能グラスウール16kg200mmを施工。 | 工事中の外観。無落雪タイプの屋根に変更した。 |
上:基礎の換気口は塞いで、外側に押出法ポリスチレンフォーム保温板(3種)50mmを張った。
左:壁の外断熱施工の様子。断熱材は押出法ポリスチレンフォーム保温板(3種)50mm。基礎周囲も同じ断熱材を使用した。 |
リフォームポイント:室内 |
内装を替えたほか、設備面ではオール電化に一新。暖房は蓄熱暖房器を採用しています。 |
和室の様子。美しい庭に面した開放的な広縁の板敷きスペースに電気暖房器。 |
寒さが吹き込みやすい玄関ホールにも蓄熱暖房器を設置。 | オール電化にリフォームしたOさん宅。 空気も汚れず、クリーン。 |
1F |
2F |