収納力抜群のゆとりの玄関。 つきあたりに大型収納を造作。刷毛目の残る塗壁や天井の間接照明、アールにデザインされた飾り棚がナチュラルな雰囲気。 |
|
「私が道工房さんを選んだ理由」物語豪雪地帯の快適な住まい
|
きっかけと選んだ理由
代々この土地で暮らしていますが、場合によっては3メートルにも及ぶ積雪に、長年悩まされていました。前の家も雪のせいで老朽化が早く「すがもり」が激しくなり、建て替えを決意したんです。 |
四季折々の美しい風景をリビングから眺める贅沢 大きな窓からは、代々手入れしてきた美しい庭や迫力ある羊蹄山の偉容が拝める。窓を開け放せば、ウッドデッキと一体化した広い空間に。 |
リプランが取材に伺いました
「何よりも雪に強い家が第一条件。そして屋根から落ちる雪でご近所に迷惑をかけたりしないように、というのも希望でした」とAさん。雪の多い気候風土という難条件のなか出来上がったのが、三方を片流れ屋根にした、1階がRC造、2〜3階が木造在来の高床式の住宅です。 |
Aさん・新築してみて…
リビングのソファに座って外を眺めていると、ホッとします。ずっとここに住んでいたのに、こんなに綺麗に羊蹄山が見えるとは気づきませんでした。 |
耐久性・断熱性も高めた吹き抜け リビングと一体化したウッドデッキは冬には簡単に取り外しが可能。吹き抜けの窓には、ペアガラスの3倍以上の断熱性能を持つ超高断熱ガラスを使用し、耐久性・断熱性もしっかり確保。 |
吹き抜けから光がそそぐ2階廊下 吹き抜けの2階部分には渡り廊下と多目的なオープンスペース。いつも家族の気配を感じられる間取り。 |
明るく広々オープンキッチン 3つの窓がダイニング・キッチンを明るくしている。収納を壁側にまとめたので上部がスッキリ。 |
上:屋根形状を生かし天窓付きに 片流れの屋根の形を生かして、斜天井には天窓を設け、高さと開放感を感じさせる空間に。真冬でも空や光が感じられる。 右上:ユーティリティは白で統一 車椅子でトイレや浴室まで入ることができるよう、ユーティリティは幅広くゆったりと設計した。造作家具も壁も天井も白一色で、ホテルのような印象。 右下:和室には旧宅の思い出をひとつ飾って DK横の和室は仏間として使用。前の家にあった思い出深い欄間を、和室の飾り欄間として再利用。欄間に合わせて壁もシックな質感と色でコーディネート。 |
▽before
積雪対策を考えた屋根構造 正面に雪が落ちないよう、片流れの急勾配屋根を三方向に配置。隣家との距離も十分に取った。また積雪対策として、1階部分はRC構造の物置スペースにし高床に。雪に閉ざされた冬も快適に過ごせる工夫が随所に見られる。 |
▼after
|
|
|
|
北海道工房より 今回のお客様のお宅は、北海道でも有数の豪雪地帯での建て替えです。半年間、雪の中での暮らしを快適に…がテーマでした。地域の特性を理解し、頑強な構造、考えぬかれた性能を基につくり出された大きな窓、その窓が閉鎖的になりがちな雪国の冬の生活に変化を与え、外との一体感を生み出し開放的で明るい空間をつくることができたように思います。私たちの住まいづくりは単なる器だけではなく、そこに暮らす人が安らぎや、元気の基を感じていただけるような提案を常に心掛けています。 |