リビングに響く子どもの笑い声を聞きながら、ご主人は薪ストーブを焚き、奥さんはキッチンで夕食づくり。そんな家族の姿をイメージさせる佐久間工務店のモデルハウスは、「どこにいても家族の笑顔が見え、自然と家族が集まる家」がコンセプト。1階と2階を開放感のある吹き抜けでつなぎ、LDKは常に家族の気配が感じられる一体感のあるつくりに。そしてキッチンには、家族が一緒に立てるよう十分なスペースを確保しました。
さらに象徴的なのが高級旅館を思わせる和室。網代の材料を用いた数寄屋風天井や、芸術的な組子障子、経年劣化の少ない和紙畳が和の風情を演出し、畳敷きの廊下がトイレまで続きます。トリプルガラスを用いた窓の先には季節を映す坪庭も。家の中心にありながら、ここだけが別世界のようです。「和室は男性の憧れ。私自身の理想も盛り込みました」と佐久間孝広社長。もちろん、男性のみならず女性目線での工夫も忘れません。キッチン横には洗濯物を干すユーティリティスペースを設けて仕切り扉をつけ、家事の効率化と来客時の目隠しを両立させました。キッチンからはリビング全体も見渡せます。
また、どの部屋にいても同じ温度で過ごせる独自の全館空調システムを採用。ロフト裏の小さな機械室から各部屋にダクトを通し、エアコン1台で家全体を快適に保つ、10年先を見越した省エネ住宅。ここには10年後もきっと笑顔があふれている、そう思わせる住まいです。
■白石市・モデルハウス
■設計・施工/(株)佐久間工務店
■構造規模
木造(在来工法)・2階建て
延床面積/200.19㎡(約60坪)
■主な外部仕上げ
屋根/洋瓦、外壁/漆喰、建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:樹脂サッシ(ペアガラス 一部トリプルガラス)
■主な内部仕上げ
床/無垢材(アカマツ・カバ・キリ)、壁/漆喰、天井/スギ羽目板張
■断熱仕様〈充填断熱+付加断熱〉
基礎/タイトモールド、壁/発泡ウレタン吹付75㎜、屋根/発泡ウレタン吹付160㎜
■暖房方式
エアコン
■工事期間
平成27年5月〜11月(約6ヵ月)
当社は2015年で創業70年を迎えました。「人と環境にやさしい家づくり」は、これまでも、これからも変わらない理念です。家族が健康で快適に過ごせるよう天然無垢材や自然素材を使い、お客様のご要望やライフスタイルに合った設計、長く愛される住まいづくりを特に大切にしています。将来は、今よりももっと省エネの時代がやってくるでしょう。そのためにもさまざまな情報に耳を傾け、未来を見越した家づくりをしたいと思っています。新築はもちろん、リフォームやアフターサービスなど、お客様と一生のお付き合いをしたいですね。