住宅雑誌Replan（リプラン）

経年したブロック住宅が
カフェのような雰囲気に

江別市・Ｙさん宅　設計・施工／（株）建築工房サトウ

ヘリンボーンの床や
アンティーク調の造作に
自社大工が技を発揮

　息子さんの成長に伴い家づくりを考え始めていたYさんにとって、立地条件が最優先。思い描いていた場所に築40年前後の三角屋根のコンクリートブロック住宅があり、検討していました。
　雑誌で知った建築工房サトウの佐藤佳弘社長に1度その家を見てもらい、「しっかりしているから大丈夫」の言葉でリフォームすることを決意。「住宅ローンを払うために仕事に追われるのはちょっと違うような気がします。
　家族で旅行へ行くなど、楽しい時間も大切にしたい」と、リフォームなら新築より価格が抑えられる点も決め手に。もちろん豊かな気持ちで暮らすことへのこだわりもあり、ヘリンボーンに仕上げた床やステンレスのキッチンは絶対に外せませんでした。
　やりたいことが明確だったご夫妻。そのため、コーヒーと音楽が似合う奥さんがイメージしていたとおりの空間が実現しました。階段は保育園の階段をイメージして上り下りが楽なよう高さを調整するなど細かい要望にも柔軟に対応し、必要に応じてプロの提案をする佐藤社長とはいつしか信頼関係も生まれ、納得のリフォームとなりました。

Reform Point

現場で樹脂発泡断熱を採用し、天井・床・壁を魔法瓶のようにぐるりと包んだ。高断熱・高気密で安心の寒さ対策。

オールステンレスのキッチンをLDKのセンターに配置することで、洒落たカフェのようなスタイルに。

大工の丁寧な仕事ぶりに脱帽。美しい組み合わせ模様が床一面に広がり、レトロな風合いを醸し出している。