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特集 <十勝で建てるなら、ココ!2017>(株)とかち工房

ただ一組のご家族のために、
生みだされる本物の住まい
「これから」を楽しむ洋風平屋住宅

十勝管内・Aさん宅
設計・施工/(株)とかち工房

 2017年7月、十勝の住宅街に完成したA邸。寄棟造りの威風堂々とした平屋の住まいは、新築住宅が並ぶ一角でひときわ目を引きます。オーナーのAさんは、古くからのとかち工房の大ファン。なかでも、洋館テイストの住まいがお気に入りで、オープンハウスにもたびたび足を運んでいたといいます。「過去にAさんの2世帯住宅をとかち工房で手がけ、今回が2度目の新築。設計プランは『全てお任せします』というありがたくも、恐れ多い依頼でした」と語る後藤社長。
 Aさん好みのテイストを知り尽くしている後藤社長は、古きよき時代の洋館をイメージした平屋造りの住まいを提案しました。「テーマは、これからの人生を楽しむ住まい。大正から昭和初期にイギリスやドイツの建築を学んだ日本人がデザインした成功者の住まいをイメージして設計しました」。空間プランの白眉ともいえるのが、ドーム天井が頭上に広がる玄関とリビング・ダイニング。緩やかなアールを描く天井にはウォールナットの無垢床と色を揃えた松材を用いたクラシックな意匠を施しました。さらに、オリジナルデザインのステンドグラスや建具、モール、腰壁など、手仕事の数々が壮大な空間に華を添え、重厚な空間をつくりだしました。
 また、造作仕上げにこだわり、水まわりやキッチンの設備以外は空間に合わせて一つひとつ図面を起こし、美しく暮らしやすい住まいを実現。カーテンや照明、壁紙なども、クラシックな意匠にマッチしたものを厳選しました。「とかち工房の洋風住宅を長く手掛けてきたベテラン職人、コーディネーターがチームを組み、じっくりと時間をかけて仕上げました。こういう仕事も、うちならではでしょう。この住まいは、私たちの家づくりの集大成の一つ、と言えると思います」。細部まで本物を追求した平屋の住まいは、Aさんの暮らしに磨かれるほどに重厚さと品格を増し、永く住み継がれていくことでしょう。

■建築データ
□構造規模 木造(枠組壁(2×6)工法)・平屋建て
□延床面積 165.20㎡(約50坪)(車庫含む)
□主な外部仕上げ 屋根/アスファルトシングル、外壁/タイル張、建具/玄関ドア:スウェーデン製木製断熱ドア、窓:木製サッシ(W Low-E・トリプルガラス・アルゴンガス入、アンダーセン W Low-E・ペアガラス・アルゴンガス入)
□主な内部仕上げ 床/ウォールナット無垢フローリング、壁/珪藻土 一部布クロス・ビニールクロス、天井/珪藻土 一部ビニールクロス
□断熱仕様 〈充填断熱+外付加断熱〉 基礎/カネライトフォーム25㎜、床下/BIB235㎜、壁/BIB140㎜+付加断熱25㎜、天井/ブローイング500㎜、屋根/BIB260㎜
□暖房方式 灯油セントラル

■工事期間
平成28年7月〜平成29年3月(約9ヵ月)

設計・施工/(株)とかち工房
河東郡音更町宝来西町南2丁目15-22
TEL 0155-32-3155
http://www.tokachi-kobo.jp/

Replan118号:十勝で建てるなら、ココ 2017

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