築30年のリフォーム
自分が育った家を
住み継いで、リフォーム
■札幌市豊平区・Hさん宅
■家族構成/夫婦30代
■設計・施工/(株)建築工房サトウ
TEL:011-694-1778
HP:http://www.k-satoh21.com/
今回の事例は、リプラン北海道 Vol.80に掲載しております。
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築30年だってまだまだ。驚くほど変われることを知って
「マンションで暮らすよりも、戸建てに落ち着きたい」。実は、Hさんには子どもの頃から暮らした築30年の家がありました。ご両親が別の場所に居を移されて以降、人に貸すなどして残されていたものです。30年も時間が経つと「あとは壊すだけ」という結論になりやすいものですが、リプランを手にしたことで考えが変わったといいます。「リフォームで家がこんなに変わるなんて、知れば知るほど面白い。新築もいろいろなスタイルがあって参考になる」と、ページをめくるたび、掲載されている事例にぐいぐい引き込まれていったそう。その中で特に気になったのが、木を主体にしながらも、カントリー風に凝り固まらない、ご夫妻のイメージにぴったりの建築写真。それが、建築工房サトウでした。
「サトウさんの家の写真から伝わってきたのは、クラフトマンシップというか、職人のプライドというか、そういう心の部分。そこに惹かれました」
自ら壁塗りに参加。ライブ感たっぷりの家づくりで愛着ひとしお
心は建築工房サトウに傾きかけていましたが、比較してよく検討することも大事と、10社に資料請求。しかし数日後に佐藤社長から連絡が入り、顔を合わせたことで、思いはぐっと前へ。初対面ながら、まるで自分のことのように嬉しそうにイメージを膨らませる社長。時には絵にしてわかりやすくプランを提示し、ワクワクしながら話すその姿に、純粋に「つくりたい」という気持ちが見え隠れ。「この人はきっと楽しみながら仕事をするんだろうな」という、何か安心感のようなものを覚え、依頼することにしました。
ファッション関連のお仕事をされている奥さんは、ライフスタイルもおしゃれ。それを受けて、手をかけすぎない自然な風合いのまま、雑貨や植物などを飾り、住む人の個性が生きるようなプランが練られました。
打ち合わせはもちろん入念に行われましたが、時には「ウチでストックしている、あの少々古い材を組み合わせたほうが、より空間としての面白味がでるはず」と、佐藤社長のひらめきで現場が進むことも。時には社長自ら空間に合うよう棚をつくるなどのアドリブもあって、つくり進むほどに、打ち合わせ段階よりも家はどんどん良い方向に向かったといいます。
また、Hさんご夫妻も壁塗りに参加。「ほんの一部ですが、自分たちの手で自分たちの家をつくることができたなんて、貴重な体験でした」と感慨深げに話します。
住まい手自身も直接、家づくりの一部を担うことで、わが家への愛着が深まっていく。プロとして求められる役目を望まれる以上に発揮しながら、一方で暮らす人の楽しみもさりげなく残しておくというのが、建築工房サトウのスタンスです。
築30年の寒かった家を暖かく、そして自分たちの住みたい形に変えることができたHさんご夫妻。「本当にいい出会いでした」。振り返るそのひと言に、すべてが物語られているようでした。
今回の事例は、リプラン北海道 Vol.80に掲載しております。
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■札幌市豊平区・Hさん宅
■家族構成/夫婦30代
■設計・施工/(株)建築工房サトウ
TEL:011-694-1778
HP:http://www.k-satoh21.com/