大切な思い出を残して
イメージを一新
■札幌市・Yさん宅 家族構成/夫婦40代、50代、子ども1人
■設計施工/(株)SAWAI建築工房
TEL:011-615-6501
HP:http://www.sawai-k.co.jp
今回の事例は、リプラン北海道 Vol.85に掲載しております。
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せっかく戻ってきたわが家。もっと快適に、好みの住まいにするために
長い転勤や単身赴任生活がひとまず落ち着き、家族との生活が新たにスタートしたYさんが考えたのは、マンションのリフォームでした。
新築時に購入したマンションも築22年となり、家族の共有スペースが手狭なこと、また独立したキッチンの閉塞感など使い勝手の悪さを感じる部分も多々。住設機器の古さも目立つ時期でした。さらに、北側の個室はマンションで悩みの多い湿気の影響を受け、カビが発生。断熱性能も悪かったため全ての個室がとても寒い状態だったといいます。
同じくリフォームを希望していた奥さんは、雑誌などで施工業者を研究。その中で候補として選んでいたリストにSAWAI建築工房の名前が含まれていました。
そこで、数社にプランを依頼。相談した内容への的確な判断とプラスαの提案に、ご夫妻の意見はぴたりと一致。すぐにSAWAI建築工房に決まったそうです。
想いのこもった品を世界に一つだけの扉に。最新の素材で性能もアップ
個室の寒さを解消するために、二重だった窓は内側を断熱サッシに変更。窓まわりにはウレタン吹き付けを施し、室内全体の断熱性能をアップさせました。冷気の伝わりやすかった玄関ドアには内側に新素材である断熱塗料を塗布。スチールドアの表面を触っただけで、温度の違いがわかるほど、冷気を通さない優れものです。さらに、玄関の一部には床暖房を設置。その下にも同じ塗料を使用しました。
性能面のアップはもちろん、提案の中で特にYさんご夫妻を驚かせたのが、「プランを一新しながらもそこに以前の住まいの良さを残してくれたこと」と、ご主人は語ります。
「エジプト赴任時に購入したパーテイションは、なかなか空間の中で生かすことができなかった品。それをSAWAI建築工房は、ぴったりの方法で、取りいれてくれました」。
エジプトの伝統的な建築物に使われていた「マシュラビーヤ」という技術でつくられたパーティション。その繊細な細工を生かすために同社が提案したのは、「ドア」として生まれ変わらせるということでした。パーティションは、自社のアトリエに運び丁寧に磨き上げた後、ガラスでサンドイッチ。3連のうち1枚は色とデザインを合わせた枠を取り付け、リビングの入り口に。見事にその美しさを生かして、新しいわが家に取り入れています。残りの2枚も同様に加工して引き戸にし、リビングと奥さんの寝室との仕切りに。3枚全てが、まるで最初からあつらえたかのように、ぴったりと住まいに収まりました。
内装を一つひとつ確認し、アドバイスをもらいながら決めていく作業をとても楽しんだご夫妻。
「大変だったけれど、予定どおり進んでいく現場を見るのがうれしくて。もう打ち合わせることがないのが、唯一残念なことですね」と楽しげに話してくださいました。
今回の事例は、リプラン北海道 Vol.85に掲載しております。
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■札幌市・Yさん宅 家族構成/夫婦40代、50代、子ども1人
■設計施工/(株)SAWAI建築工房
TEL:011-615-6501
HP:http://www.sawai-k.co.jp